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「菱川師宣記念館 新収蔵品展」
~故郷に唯一残った幻の師宣の肉筆画と、父の刺繍画が、今ここに並ぶ~
会期 令和2年9月8日から11月1日まで
浮世絵を開花させた菱川師宣。その技量や芸術性は故郷の房州保田、特に父の影響にあるとされます。このたび地元に唯一現存した師宣の墨絵の名画「昇り龍図」と、父吉左衛門の刺繍画「柿本人麻呂像」の寄贈を受け、貴重な父子両作品の同時公開となります。加えて師宣の「桜花立美人図」や友房の「風俗絵巻」など新たに収蔵品となった肉筆画を展示し、師宣と故郷保田について、あらためて紹介します。
さらに大正期、文人・歌人や画家が愛し移住し、創作活動を展開した保田にもスポットをあて、新たに寄贈された石原純、原阿佐緒、金森南耕、山内多門らの肉筆作品や貴重な資料を展示し、知られざる保田の魅力を、江戸と大正の二つの時代から紹介する展覧会です。
※新型コロナウィルス感染拡大防止として、検温・マスク着用・来館者名簿・距離の保持・団体入館制限等を行っています。