本文
鋸南町は、昭和30年3月10日に勝山町と佐久間村が合併した旧勝山町と旧保田町が、昭和34年3月30日に合併し、誕生しました。
房総半島の西南に位置し、北は富津市、東は鴨川市、南は南房総市に接し、西は東京湾に囲まれています。
町の北部には、標高329メートルの鋸山(のこぎりやま)があり、この鋸山の南に位置していることに由来して、鋸南町と名づけられました。
鋸南町は、越前、淡路と並び水仙の群生地として古くから知られており、江戸時代には、江戸の武家屋敷の床の間を飾る花として、使用されていました。
近年では、水仙だけではなく河津桜などの桜の植樹に力を入れており、町民一丸となって植樹を行い、現在、約1万4,000本の桜が町内に植樹されています。
なお、町内で植栽されている河津桜は「源頼朝が石橋山の戦いに敗れ、小舟で逃れて竜島海岸に上陸し、再起を図った歴史に因み「頼朝桜」と名付けられ、広く親しまれています。
町の木は、昭和46年に町内の小中学校の児童、生徒の応募から決定しました。
ひらがなの「き」とカタカナの「キ」、鋸南町の和(輪)と雄大な水平線、前進、進歩を表したもので、昭和50年、公募により決定したものです。
12月から2月上旬まで鋸南町のいたるところで水仙の芳香が漂います。
なかでも、「をくずれ水仙郷」や「水仙ロード」は多くの水仙が咲き乱れます。
シーズン中には「水仙まつり」や「水仙写真コンクール」が開催され、多くの観光客や地元の方が参加しています。
源頼朝は石橋山の戦いに敗れ、鋸南町に上陸し再起再生をはかりました。
鋸南町では、その史実にちなみ河津桜に「頼朝桜」という愛称をつけています。
2月下旬から3月上旬頃に見頃を迎え、「頼朝桜まつり」や「桜写真コンクール」が開催されます。
佐久間ダム公園は、頼朝桜、染井吉野、八重桜など約2,200本の桜が植えられ、桜の名所として知られています。
浮世絵の先駆者として名を馳せた江戸の絵師であり、
代表作として「見返り美人図」が知られています。
菱川師宣記念館では、師宣の作品をはじめとする多くの収蔵品が展示されています。
代表作「見返り美人図」のブロンズ像です。
菱川師宣記念館の前で見ることができます。
大がかりな組織を創り取り組んだ近代捕鯨の祖として知られています。
町内では多くの鯨塚を見ることができます。