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「浮世絵美人 時代を彩る女性たちを描いた絵師」
会期 2024年1月3日(水)~3月17日(日) 前期・後期で展示替えあり
前期 1月3日(水)~2月4日(日)
後期 2月6日(火)~3月17日(日)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日) 年末年始 12月29日~1月2日
会場 菱川師宣記念館
江戸時代の女性を描いた浮世絵美人画は、その時代時代を映し出す女性たちを独自の表現で描き分けた人気絵師を生み出しました。「菱川ようの吾妻おもかげ」と世にもてはやされた菱川師宣の美人画は、パターン化した遊女らを描きつつ、ファッションに特化した流行美を追求しました。錦絵時代になると、浮世絵美人はより身近な存在と
なり、市井の女性のその内面やしぐさの美を表現し、一世を風靡する絵師が活躍。鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、渓斎英泉らの描く個性的な美人画が時代を彩ります。
この展覧会は、横山實コレクション・鎌田英雄コレクションのご協力により、浮世絵美人画の名品の数々を前期・後期に分けて展示。美人画の名手として名をはせた絵師たちの作品を、美人画の持つ多様性や美意識の変遷とともに紹介します。
特に新たに見つかった菱川師宣「石山寺紫式部図」は今回初公開となります。また江戸後期「源氏物語」のパロディ読物「偐紫田舎源氏」の大ブームにより流行した錦絵「源氏絵」から、「其姿紫の写絵」全54枚シリーズを前後期に分けて特別公開します。この機会にぜひご来館ください。