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弥助稲荷(やすけいなり/Yasuke Inari)

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事Id:0002551 更新日:2019年12月6日更新
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弥助稲荷の画像

弥助稲荷

吉浜の妙本寺の末寺、九州宮崎の本東寺の日幽上人が、ある日、高千穂あたりを通りかかると、村人が作物を荒らすキツネをとらえてこらしめています。かわいそうに思った上人は、村人からキツネをゆずり受け、もう悪さをしてはならんと、言い聞かせて、逃がしてあげました。しばらくして、お寺の下働きをさせてくださいとやって来た弥助という名の男がいます。とても働き者でした。
やがて上人は本山の妙本寺の住職となり、弥助もお供をして妙本寺に来ました。何年か後、弥助が突然、「国元に急用ができたのでおひまをいただきたいと思います。」と言いだしました。上人は、別れはつらかったのですが、弥助の望みにまかせ、玄関に見送りに出ると、そこには、弥助の姿はなく、一匹のキツネがなごりおしそうに、ふり返りながら山かげに消えていきました。あの時のキツネの恩返しだったのかと、上人は、境内にお稲荷様をまつり、その稲荷は、いつしか弥助稲荷と呼ばれるようになりました。


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