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企画展「~浮世絵に描かれた日本の妖怪たち~ 振り向けばもののけの夏」
-JAPANESE GHOST GOBLIN MONSTER -
会期 2024年6月25日(火)~9月23日(月)
休館日 月曜日(祝日の場合開館 翌日休館)
会場 菱川師宣記念館
古来、日本では目に見えないもの、得体の知れないものを「もののけ」「オニ」ととらえ、災いの象徴として恐れられてきました。しかし時代を経て、語り継がれてきたその「もののけ」に好奇や想像をふくらまし始めたのは、日本人ならではの感性です。江戸時代、実に妖怪ブームと言っていいほど、多種多様の妖怪たちが創作されていきます。恐ろし気な姿からどこかかわいげのある妖怪まで、キャラクター化して楽しむようにさえなったのです。
この展覧会は、浮世絵に描かれたちょっぴり怖くてユーモラスな妖怪たちを紹介します。特に妖怪絵を得意とした浮世絵師・月岡芳年の「和漢百物語」全26枚シリーズを一挙公開。また「新形三十六怪撰」「和漢奇談鑑」などの他、明治になっても各地で起こった怪奇現象を取材した錦絵新聞、北斎漫画「累の怨魂」、喜多川歌麿の「鍾馗と鬼の曲芸」など珍しい作品も展示します。この夏、ぜひ妖怪たちの浮世絵展でひんやりしてください。
振り向けば、ほら、あなたの後ろにも…