町報きょなん2023年6月号・特集　白石町長7期目スタート、鋸南町議会議員新たな顔ぶれ

印刷ページ表示大きな文字で印刷ページ表示記事Id：0009233 更新日：2023年6月5日更新

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白石町政7期目スタート　　　　　　　　　　　　　　　　「心地良い空間が広がるまちづくり」を目指して

　4月23日の鋸南町長選挙は、現職の白石治和氏が無投票で7期目の当選を果たし、4月27日に初登庁しました。

　このたびの町長選挙におきまして、町民の皆さんからのご支援をいただき、引き続き町政を担わせていただくこととなりました。
　令和の時代に適応するため、私に課せられた使命と責任の重さを痛感しておりますと共に、町民の皆さんの負託に応えるべく、何事にも勇往邁進して、取り組む覚悟でございます。
　さて、私は就任当初から、町民の皆さんの安定した生活と、安心安全な生活環境の実現を最優先に、財政の健全化、自然災害による復旧・復興、感染症対策と地域経済対策、教育環境の整備、都市交流施設の整備、
自然環境の醸成など、町民皆さんのご理解・ご協力のもと、あらゆる方策を実現して参りました。
　一時は危機的状況であった町財政は、財政健全化に取り組み、台風災害では、町民の皆さんや関係各署の絶大なるご支援・ご協力により、復旧・復興が成し遂げられ、新型コロナウイルス感染症については、感染拡大防止策やワクチン接種の円滑な励行、地域経済支援策を講じ、直面した危機に立ち向かって参りました。
　さらに、長年醸成して参りました花木によるまちづくりは、「花の町きょなん」を自信を持ってアピールできる観光資源にまで成長しております。
　教育環境の整備は、子育てが効率よく行えるよう施設を集約化し、給食費や幼稚園保育料の無償化、学童保育と一時保育の充実に取り組んだところであります。
　また、「都市交流施設・道の駅保田小学校」は、8年目を迎え、年間60万人を超える方々が来場され、地場産業の振興と地域経済の向上に貢献しております。町総合計画において将来像としている「みんなでつくる三ツ星のふるさと・鋸南」は、この町を、子どもや孫に紡ぎ続け、にぎわいを取り戻すために、共に手をたずさえ、みんなでまちづくりを進めていくことであります。
　財政健全化が図られている今、新たな発想と揺るぎない信念のもと、継続的かつ発展的なまちづくりを推進し、持続可能な行財政運営の実現に努めて参ります。町の喫緊の課題は、人口減少・少子高齢化であり、地域の特性を活かし、特色ある事業を大胆に取り込むことで、他地域との差別化を図らなければなりません。人口減少・移住定住支援策では、本年秋の開業に向け、道の駅保田小学校の拡張工事を行っており、観光集客のみならず、多目的利用を図ることで、関係人口の増加を図って参ります。
　さらに、雇用や住環境対策では、通勤バスの具現化や住宅用地の整備も検討して参ります。
　子育て支援策では、出産・子育て応援給付金の創設、子ども医療費助成制度は高校生相当の年齢まで対象を拡大します。
　地域の課題である人材確保と地域活性化への取り組みでは、地域おこし協力隊の受け入れを継続し、地域課題解決のための人材登用を積極的に行って参ります。人口減少を食い止めるためには、自然原因、社会原因、双方の課題解決が不可欠であり、町民の皆さん、学識者、職員とともに、英知を結集し、一緒になって立ち向かっていく所存でおります。
　このふるさと鋸南町に、住み続けたいと思う、心地よい空間が広がるまちづくりの推進に、町民の皆さんのご協力とご支援をお願い申し上げ、就任のごあいさつといたします。