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男女が互いに人権を尊重し、一人ひとりが自分らしい生き方を実現できる社会を目指すため、町男女共同参画推進委員会で協議を重ね、本計画を策定しました。
皆さんも家庭や地域など、身近なところから男女共同参画社会の実現に向けて、できることから取り組んでみましょう。
男女共同参画社会とは?
男女が社会の対等な構成員として、自らの意思であらゆる分野の活動に参画する機会が確保され、均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を受けることができ、ともに責任を担うべき社会のことです。
男女共同参画社会が実現するとどうなる?
「ワーク・ライフ・バランス」の実現により、自分らしい生き方ができます。
家庭 男性の家事・育児・介護への参加
職場 女性の活躍推進、男性の育児・介護休暇取得、働き方改革の普及
学校 性別にとらわれない進路の選択、差別・いじめの防止、待機児童の解消
地域 女性の自治会参加、ボランティア活動の活発化
ワーク・ライフ・バランスとは?
仕事と生活の調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方のことを言います。
回答 |
男性が優遇されている |
平等 |
女性が優遇されている |
わからない・無回答 |
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全体 | 71.8 | 13.6 | 5.8 | 8.7 |
女性 | 76.3 | 9.7 | 2.4 | 11.4 |
男性 | 67.0 | 18.4 | 9.9 | 4.6 |
県の調査では「社会全体で男女の地位が平等である」と回答した人が男性は18.4%、女性は9.7%となっており、男性と女性で平等意識に差があります。
資料:千葉県「男女共同参画社会の実現に向けての県民意識調査」令和元年
年代 | 15~19歳 | 20~24歳 | 25~29歳 | 30~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 50~54歳 | 55~59歳 | 60~64歳 | 65~69歳 |
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町 | 13.9 | 74.3 | 77.2 | 81.3 | 82.3 | 83.4 | 85.5 | 81.6 | 75.1 | 58.0 | 46.6 |
県 | 16.3 | 69.2 | 81.1 | 71.3 | 69.1 | 72.7 | 75.9 | 74.5 | 67.3 | 49.9 | 31.4 |
全国 | 14.7 | 69.5 | 81.4 | 73.5 | 72.7 | 76.0 | 77.9 | 76.2 | 69.4 | 52.1 | 33.8 |
女性の労働力率は、町と県、全国を年齢別に比較すると15 ~ 19歳、25 ~ 29歳を除き町の値は全国値を上回っています。
県値、全国値は、30 ~ 34歳の子育て期の女性の労働力率が落ち込む「M字カーブ」を描いていますが、町はM字カーブの状態を解消しています。
資料:平成27年国勢調査
~基本理念「みんなでつくる自分らしく輝くまち・鋸南」~
令和4年度から令和7年度までの4年間
男女が固定観念や既成概念にとらわれることなく、自分らしさを大切にできるよう、意識づくりや、教育・学習の場を提供します。
●主な取り組み
・男女共同参画意識の普及促進
・男女平等・人権教育の実施
・多様な選択ができる進路学習の実施
男女がそれぞれ個性と能力を発揮し、職場・家庭・地域で主体的に参画し、ともに活躍できる環境を目指します。
●主な取り組み
・ワーク・ライフ・バランスの意識啓発
・子育て支援サービスの充実
・ボランティア活動の活発化
個人としての尊厳が重んじられ、多様性を尊重し、誰もが自らに誇りを持って、安心・安全にいきいきと暮らせるまちづくりを目指します。
●主な取り組み
・各種健診・がん検診の推進
・介護支援サービスの充実
・DV・児童虐待を許さない意識啓発
数値目標
指標 | 現状値 | 目標値 |
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(1)千葉県男女共同参画地域推進員 | 2人 | 現状維持 |
(2)各種審議会・委員会の女性割合 | 19.4% | 40% |
(3)保育所・幼稚園一時預かり保育所・学童保育所待機児童率 | 0% | 現状維持 |
(4)特定健診受診率 | 21.7% | 65% |
(5)DV被害発生件数 | 0件 | 現状維持 |
(6)町消防団における女性消防団員数 | 15人 | 現状維持 |
さまざまな場面で男女共同参画を意識し、男女とも責任ある行動を心がけます。家事・育児など協力し、互いに尊重しながら自分らしい生き方ができる社会を目指します。
各団体の委員に女性を積極的に登用し、事業所などは男女とも育児・介護休暇が取得しやすい環境を整備します。ワーク・ライフ・バランスの推進に努め、家庭・職業・社会の調和を図ります。
全庁的な施策の充実に努め、職員一人ひとりが男女共同参画の重要性を認識し、意識向上を図ります。さまざまな支援事業を展開するとともに、育児・介護休暇を率先して取得します。
計画は町ホームページまたは総務企画課窓口でご覧いただけます。
問合せ先 総務企画課企画財政室 【電話番号】55-4801