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町報きょなん2023年7月号・連載
地域おこし協力隊 活 動 紹 介
隊員名 堀越美奈
担当業務 農業振興
活動時期 令和3年1月~令和5年11月
隊員になったきっかけは?
鋸南町へは観光でよく来ていて移住に興味を持ちました。
以前から農業に興味があり、移住相談時に地域おこし協力隊募集の案内を受け応募しました。
現在やっていることは?
農家さんの元で食用ナバナやピーマン、パプリカの育苗などさまざまな野菜の栽培方法について勉強をしています。
また、農業事務所主催のセミナーや農業の経営技術の見学会にも参加しています。
今後の目標は?
今年の11月から新規就農します。
これまで一般的な野菜や季節限定で人気の枝豆や落花生の栽培方法も学びました。
今後は農協出荷の品目や、施設栽培のパプリカを中心に知識を深め、道の駅保田小学校直売所と農協出荷を両立しながら、観光農園で落花生掘り体験等をして稼げる農業を目指したいです。
耕作放棄地を減らし、綺麗な農地を維持しながら好きな仕事を始められるので嬉しく思います。
10月からAIオンデマンド交通(予約制乗合ワゴン)の実証運行をスタートします
町では、持続可能な公共交通網を実現するため、AI(人工知能)を活用して予約・配車等を行う予約制乗合ワゴンの実証運行を実施します。
このAIオンデマンド交通は、決まった時間に決まったルートを運行する路線バスや、自由な時間に自由な場所で乗降ができるタクシーとは異なり、乗りたいときにスマートフォンアプリまたは電話で予約し、乗降ポイントの間を乗合で送迎するサービスです。
是非この機会にお買い物や通院などにご利用いただき、多くのご意見をお聞かせください。
運行エリア 町内全域
運行形態 複数の乗客の相乗りにより乗降予約のあった乗降ポイント間を最も効率的なルートで運行
乗降ポイント 自宅、鉄道駅、公共施設、医療機関、商店など町が指定した目的地
運行期間 10月2日から令和6年3月29日までの平日のみ
運行時間 午前9時~午後4時
利用料金 500円
走行車両 中型ミニバン(乗車定員13名) 1台
運行事業者 日東交通株式会社配車システム提供事業者 Monet Technologies株式会社(ソフ トバンクとトヨタ
自動車などによる共同出資会社)
利用者登録や利用方法等は、決まり次第、町報等でお知らせします。
問合せ先 総務企画課企画財政室【電話番号】55-4801
介護通信 福寿草
元気にカラダを動かしましょう!!
「椅子に座って楽しく音楽に合わせてエクササイズ」をテーマに健幸エアロビ教室を開催します。お誘いあわせの上、是非ご参加ください。
日時 (1)7月31日(月曜日)午後1時30分~3時
(2)8月29日(火曜日)午後1時30分~3時
(3)9月26日(火曜日)午後1時30分~3時
会場 保健福祉総合センター「すこやか」1階集団指導室
内容 「椅子に座って楽しく音楽に合わせてエクササイズ(エアロビクス)」
講師 健康運動指導士 澁谷 理恵 氏
対象 65歳以上の方
「地域リハビリ教室」の開催について
腰や膝が痛くても、可能な限り、身体を動かすことが重要です。「運動をしたいが腰痛や膝関節痛があり自信がない、身体を動かすことが億劫になってきた」と思っている方にお勧めです。是非ご参加ください。
日時 7月19日(水曜日) 午後1時30分~ 3時30分
場所 大帷子下コミュニティセンター
講師 亀田総合病院 理学療法士 佐伯 考一 氏、下出 雅仁 氏
※各教室の参加前の体温測定、参加時のマスクの着用にご協力をお願いします。
介護保険の認定を受けていない方へ
基本チェックリストの返信をお願いします
皆さんに生涯現役で楽しく元気にお暮らしいただくために、介護保険の認定を受けていない75歳~ 79歳の方に6月中旬に基本チェックリストを郵送しましたので返信をお願いします。
期限 7月31日(月曜日)
申し込み・問合せ先 地域包括支援センター【電話番号】50-1172
鋸南病院だより【第25回】 小児向けの予防接種
小児向けの予防接種をここ数年中止していましたが、住民の皆さんの要望を受け、今年度から再開しました。電話もしくは窓口にて予約を受け付けています。
対象となる予防接種
4種混合、ポリオ、麻疹風疹混合、日本脳炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、B型肝炎、ロタ
問合せ先 鋸南病院【電話番号】55-2125
歴史資料館 連載三七五
鋸山の霞の碑
鋸山の日本寺境内に江戸時代の俳人長はせがわ谷川馬光の「引ひきおろす鋸山の霞かすみかな」の句碑があります。馬光は葛飾派という俳諧流派の本家、其日庵二世で、寛延四年(一七五一)五月一日に亡くなっています。その句碑は鋸山山麓の房総葛飾派の重鎮である元名村の岩崎児石、金谷村の鹿尾らが、ぜひ鋸山に建立したいと願い、馬光の五十回忌を記念し、建立にこぎつけたものです。
碑文は葛飾派其日庵三世の溝口素丸に揮毫を依頼し、寛政二年(一七九〇)に完成、四月一日に建碑式が催され、この時、一門の小林一茶(二十八歳)も参加したと言われます。
さて、ここで疑問がわきます。馬光五十回忌は一八〇〇年であり、十年も前倒ししたのはなぜか。そして命日は
五月一日なのに、四月一日にしたのはなぜか。そのかぎとなるのは、同年五月に上梓された記念句集「霞の碑」の加藤野逸が記した序文にあります。
野逸は天明五年(一七八五)に師の素丸から其日庵を受け継ぎ、四世となっていた人物で、この建碑式にも尽力した人です。その序文を意訳すると、「馬光先生が鋸山を詠んだ句を日本寺に建てたいと、私は常々願っていが、険阻な鋸山へ大石を揚げるのは容易 ではないとあきらめていた。しかし去年秋頃私が当地を訪れた時、麓の児石や鹿尾らがしきりに催促し、地元の同志ら力を合わせて、五十回忌を今年に取り越し、本当は五月一日だが、四月一日に建碑が行われた。碑面は七十九歳の素丸老師が揮毫し、導師は日本寺東永大和尚がとり行った。」
建碑は地元の強い要望だったようです。そして前倒しは大師匠、溝口素丸の高齢を考えて早めたとも考えられますが、日本寺も大きく関わっていた気がします。この時、羅漢造立事業の真っただ中、住職は東永でしたが、発願者の愚伝は隠居で健在でした。
江戸や房総の富裕層に浸透していた葛飾派の俳人らが、おそらく大挙して集まるだろうこの一大イベント開催は、日本寺の羅漢PRにもなると愚伝は考えたのではないでしょうか。
防災の豆知識第5回 大雨災害の備え
これから雨の季節を迎えます。ここ数年、大雨による災害をよく聞きませんか?
その感覚、正しいです。
一九七六年から10年間で1時間に50ミリ以上の強雨をもたらした平均回数は、174回でしたが、二〇一〇年代は251回と1月4日倍に増加しています。これは、温暖化の影響と思われるため、今後も増加傾向は継続するものと思われます。また、鋸南町の各河川のように、小さい川は、降雨の影響で急激に増水する危険性があります。
気象庁の防災情報提供サービス「キキクル」を知っていますか?サイトにアクセスすると、その時点における土砂災害・洪水災害・浸水害の危険性が地図上に表示されます。地図は、お住まいの地域等を拡大して表示することもできます。危険度は色分けされていますが、簡単に言うと次のとおりです。
白・青:安全
黄色:注意(避難場所・経路・要領の確認をしましょう)
赤色:警戒(高齢者等避難指示、いつでも避難できるように準備をしましょう)
紫色:危険(避難指示)
黒色:災害切迫(ただちに生命を守る行動をとってください)
となります。
町としても、この情報を基に避難指示等の警報を発令しています。皆さんもハザードマップとともに自分の状況を確認して、避難の準備・実施の参考にしてください。
かんたんおいしいレシピ
豚肉とオクラのごまみそ炒めレモン風味
夏の暑さに負けないために、熱中症予防に有効とされる栄養素に注目した献立です。豚肉は疲労回復に必要なビタミンBを含み、レモンはクエン酸が含まれます。汗で失われやすいカリウムなどのミネラルは今の時期、オクラなどの夏野菜をとるのがおすすめです。
(材料) 2人分
豚薄切り肉・・・・・・120g
オクラ・・・・・・・・6本
エリンギ ・・・・・・・1本
ごま油 ・・・・・・・・少々
すりごま ・・・・・・・大さじ1
みそ ・・・・・・・・・小さじ2
しょうゆ ・・・・・・・小さじ1
レモン果汁 ・・・・・・大さじ1
作り方
(1) 豚肉、エリンギは食べやすい大きさに切る。オクラは塩をふって板ずりし、ガクをとって斜め切りにする。
(2) みそを小さじ2の水で溶き、しょうゆも混ぜ合わせておく。
(3) フライパンにごま油をひき、豚肉を炒め、色が変わったらオクラ・エリンギを加える。火を弱め蓋をして蒸し焼
きにする。
(4) オクラに火が通ったら、(2)を加え、すりごまも加えて炒め合わせる。
(5) 最後にレモンを加えて混ぜ合わせ、皿に盛り付ける。
提供:健康づくり推進員協議会
わんぱく登場
虎こたろう太郎くん 1歳5か月
栗原 洋一さん・仁美さん 第1子 町区
電車とおさかなを見るのが大好き。水族館では、両手をバタバタ動かして走り回って全身で喜ぶよ。
最近、すべり台の楽しさにも目覚めたよ。
良く食べて、良く遊んで、良く寝て、もっと大きくなるからね!
人の動き
6月1日現在(前月比)
人口 6,939 人(- 11 人)
うち男 3,366 人(- 8 人)
女 3,573 人(- 3 人)
世帯数 3,477 世帯(+ 2 世帯)
出生1 人 死亡10 人 転入16 人 転出18 人
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