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町報きょなん2025年10月号 特集2・鋸南町総合防災訓練

更新日:2025年10月5日更新 印刷ページ表示

​鋸南町総合防災訓練

全町民対象の総合防災訓練を行います!

11月9日(日曜日)午前7時30分から正午 ※荒天中止

 未曽有の災害であった東日本大震災から10年以上が経過し、その意識も薄れつつあります。ニュース等でよく耳にする「南海トラフ巨大地震」は、今後30年以内に80%の確率で発生すると予測されています。もう一度、真剣に防災について考え、地域が一体となって災害に立ち向かっていかなければなりません。皆さんの積極的なご参加をお願いします。

●訓練の概要

海溝型巨大地震の発生に伴う津波の襲来を想定して訓練します。

(1)シェイクアウト訓練

 サイレン吹鳴後、身を守る3つの安全行動((1)姿勢を低く(2)頭を守る(3)動かない)を約1分間実施してください。

(2)避難訓練

 近隣の方と協力し、津波や余震を想定した避難行動をとってください。車両や交通規則に注意して避難してください。

​(3)展示訓練 ※希望者のみ

 午前9時30分ごろから鋸南小学校で避難所の開設・運営に関する教育、訓練を行います。誰でも参加でき、避難所に入所される際のイメージアップや各地区で設置される自主避難所の運用にも参考となりますので、多数の方のご参加をお願いします。

●「南海トラフ巨大地震」とは?

 宮崎県から静岡県にかけて太平洋海底に存在する、フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界の沈み込み帯(南海トラフ)付近で発生する巨大地震です。鋸南町では最大震度5強の地震と高さ3から5mの津波が発生すると予測されています。

●どんなことが起こるの?

■地震

地盤等によって揺れ方は変化しますが、震度5を超えると揺れている間は、歩くことも困難になります。

■津波

「3mの津波」は、海面が3m上昇することではありません。水の塊が押し寄せてくることをイメージしてください。3m以上の防波堤があっても、防波堤によって押し戻される水と押し寄せ続ける水の量が相殺されるまでは、高さが盛り上がり乗り越えてきます。

​■インフラの混乱

設備が被害を受けることで、水や電気、通信サービス等の供給を受けることができなくなります。また、道路や橋も被害を受け、交通が阻害されることで物流が停止し、商品を購入することなどが難しくなります。

●災害が起きたらどうしたらよいの?

1.落ち着いて身を守りましょう

揺れが収まるまで、落下物や転倒する家具から身を守るように、低い姿勢でテーブルの下などに隠れましょう。火の始末は揺れが収まってからでも間に合います。

2.情報を入手しましょう

テレビ・ラジオのニュースや防災行政無線の放送を聞きながら、避難の準備を進めましょう。

3.避難場所まで避難をしましょう

準備ができたら、指示を待つことなく地区で決めた避難場所まで避難しましょう。また、避難中は無人になり火が出ると大変です。家を出る時には必ずブレーカーとガスの元栓を閉めましょう。

4.家を出たら、必ず近隣の方に声をかけてください

自分や周囲の人が助けを必要とするかはわかりません。もし、自分一人ではできなくても、誰かに伝えることで助かる命はたくさんあります。

5.避難場所から避難所に移動しましょう

長時間の避難が必要と判断される場合に、避難所を開設します。安全を確認して移動しましょう。

6.避難生活は共同生活です

避難所はホテルではありません。普段の生活の延長です。自分たちで役割とルールを決め、家事にあたる色々な仕事を分担しながら過ごしましょう。

●事前に何をしておいたらよいの?

■家具は固定しましょう

・家具を固定し、上に重たいものを置かないようにしましょう。
・開き戸や引き出しは揺れで開かないようにロックしましょう。

■「非常時持ち出し品」は整理しておきましょう

・特に、持病の薬や眼鏡・補聴器等は絶対に持ち出す必要があります。乱雑になっている部屋でも分かりやすく、整理しておきましょう。

​■生活に備蓄を取り入れましょう

・食品や日用品を多めに買い、使ったら消費した分を買い足すことで、常に一定量を備蓄する災害対策をローリングストックと言います。このローリングストックを心がけましょう。

■普段から近隣の方とは、声をかけやすい良い関係を築きましょう

・「いざ」という時に真に助けになるのは、近くの友人です。

●最後に

「災害」を必要以上に恐れる必要はありません。「発生したらどうする」をイメージし、地域の皆さんと共有・協力し家族と同じように助け合えば、大概のことは乗り越えられます。普段から地域として住みやすい環境・人間関係を作ることが重要であり、特別なことではありません。また、「防災」のために特別なものを買いそろえ、備蓄することで、普段の生活を我慢することは本末転倒です。「普段使っているものを災害時にどう活用するか?」そのために「食品・日用品を普段の生活の中でどうやって備蓄していくか?(ローリングストック)」などを考えて、「普段の生活を向上しつつ災害に備える」ことが重要です。「特別でない防災」、「防災の普段(不断)化」を推進していきましょう。

問合せ先 総務企画課総務管理室 【電話番号】 55-4801