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町では、鋸南町総合計画の前期基本計画が期間満了を迎えることから、令和8年度を初年度とする後期基本計画を策定しています。
この策定にあたり、まちの将来のイメージや今後のまちづくりの課題などについて考える町民参加型のワークショップを開催しました。
開催にあたり、広くご意見をお聞かせいただくという趣旨から、町報きょなん・ホームページ・町公式LINE・ポスターなどを用いて、参加希望者を一般募集しました。
ご参加の皆さんには、初回よりいろいろな立場や角度から、町に対する想いや意見を積極的に出していただきました。回を重ねるごとに参加者同士が打ち解け合い、共感と寛容さと熱意を感じる最終日のグループワークは、大変印象的でした。
お預かりした皆さんの想いやご意見を、今回の計画策定のみならず町政運営にも反映していきます。
ご参加いただいた皆さん、ご協力ありがとうございました。
日程 |
テーマ |
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6月22日(日曜日) |
まちの将来のイメージについて |
7月19日(土曜日) |
今後のまちづくりの課題について |
8月9日(土曜日) |
求められる取り組みについて |
中央公民館 2階視聴覚室
各日のゴールとワークショップの進め方について担当者から説明をした後、参加者には個人ワークとグループワークを経て、チームごとに出し合ったイメージや意見、課題、提案などをまとめ、発表していただきました。
自分の意見をシートや付箋に記入する(1枚に1意見)
模造紙に、1人が内容を説明しながら記入した付箋を1枚貼る
→同じような意見がある人はその付箋のそばに自分が書いた付箋を貼る
→同じような意見がなくなったら、また誰かが1枚貼る(繰り返す)
→挙がった意見をジャンル別に分けて貼り直し、タイトルをつける。
(1)記入は読みやすい字で。
(2) 「質」より「量」を。
(3) ほかの人の意見にはどんどん便乗して、発想を広げる。
(4) 質問しても否定はしない。
(5) 1 人の人が話し過ぎない。
開催日:6月22日(日曜日)
出席者:Aチーム4 人 (男性2 人、女性2 人)
Bチーム4 人 (男性3 人、女性1 人)
開催日:7月19日(土曜日)
出席者:観光チーム5 人 (男性2 人、女性3 人)
移住定住チーム5 人 (男性4 人、女性1 人)
開催日:8月9日(土曜日)
出席者:観光チーム4 人 (男性1 人、女性3 人)
移住定住チーム5 人 (男性4 人、女性1 人)
●単なる業務以上の心がこもったワークショップだった。役場職員さんとの距離が縮まり、正直な思いを素直を伝えていただけたことなどで、町の将来への希望と力を感じた。
●効果的に話し合うためのルールが明記されており、各自がそれを意識することで、各人の話す時間が比較的平等となり、納得感が出たように感じる。
●各回のテーマと枠組みが設定されていたので、話が大きく脱線することを防げた。ある程度の自由度もあったため、焦点を絞りつつ創造性も発揮できた。
●毎回の目的と手順を確認できる資料を配布して貰えたので、迷わずにワークショップについて行けた。また、前回の発言内容の整理とまとめを事前に共有いただけたことに、役場の方の熱意を感じ、私のやる気も自然とアップした。発言の内容を再確認できたことで、円滑かつ効果的につなげることができた。
●これを機会に知りあえた人(参加者)もおり、町内にすてきな発想や高いスキルをお持ちの方がたくさんいらっしゃることを知れたことも、大変有意義だった。
●町づくりに関して、役場職員さんたちに依存しすぎず、自分たちに出来ることを見つけてやっていきたい。
●住民に総合計画そのものが浸透していないのではないか。ワークショップという単語とその目的や意義が伝わりにくい面もあったのではないか。
●各自(町民・役場職員・議員)が諦めて思考停止に陥るのではなく、変化に対応しつつ挑戦していく姿勢が必要だと思う。その為の世代交代や、外からの刺激からの柔軟な行動変容が求められていると思う。
●「楽しかったね」で終わり、「10年前も同じ話しなかったっけ?」になってしまわないよう、今回の話し合いの結果が、決断や実際の行動につながっていくものになることを望む。
●変化の激しい時代において、10年前の計画(現総合計画)を変えられないというのはいかがなものか。真摯な振り返りと、適切な方向転換、新しいアイデアの盛り込みなど、小さな自治体で機動力があるのだから柔軟に対応すべき。