町報きょなん2022年12月号・特集（笑って楽しく頭と身体を動かし、生涯現役）

印刷ページ表示大きな文字で印刷ページ表示記事Id：0008408 更新日：2022年12月5日更新

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笑って楽しく頭と身体を動かし、生涯現役

　町の高齢化率は昨年10月1日時点で48.5％と全国平均の約1.7倍となり、介護保険制度認定者・給付額も年々増加しています。介護保険認定を受ける主な要因は脳梗塞、認知症、筋・骨格系疾患です。
　町では、これらを予防するため、介護予防活動として「笑って楽しく頭と身体を動かす会」や「健幸ポールウォーキング」に取り組んでいます。その成果もあり、介護保険認定を受けた方の筋・骨格系疾患の割合が平成30年から国の平均を下回っています。

笑って楽しく頭と身体を動かす会

　平成18年から、各地域で「笑って楽しく頭と身体を動かす会」を実施しています。現在では、地区リーダーが中心となり18団体が脳活性化トレーニングや運動などに取り組んでいます。

田子の会　塩谷とみ子さん（本郷）にインタビュー

　田子の会では、11年以上にわたり介護予防活動を続けています。今年5月には長年の活動が評価され、町から表彰状をいただきました。
　近年ではコロナ禍で、思うように活動できませんでしたが、仲間と協力し、活動を継続しています。
　活動内容は、お手玉やリズム体操、ストレッチなどに楽しく取り組んでいます。どなたでも大歓迎ですので、パワー全開の「田子の会」にぜひ参加してみてください。

健幸ポールウォーキング

　東日本大震災をきっかけに、平成24年から避難所まで歩く力を養うために、ポールウォーキングを始めました。
　ポールを持って歩くと背筋が伸びて正しい姿勢になり、上半身を大きく動かすため、効果的な有酸素運動ができます。保田中央海岸や竜島区民会館、役場、中央公民館を会場に開催しています。

渡由紀子さん（中原）にインタビュー

　私がポールウォーキングを知ったのは、8年前に開催された介護予防教室がきっかけです。それから毎日、仲間と鋸山の麓や海岸を季節の変化を見ながら2～3時間程歩き、健康維持に努めていました。
　最近では、膝が人工関節になってしまいましたが、改めて歩くことの大切さがわかりました。ポールウォーキングがなければ、もっと早く人工関節になっていたかもしれません。ぜひ皆さんもポールウォーキングをやってみませんか。

　活動予定は毎月20日発行の町報きょなんおしらせ版に掲載しています。各地域で活動していますので、ぜひ気軽にご参加ください。

問合せ先　保健福祉課福祉支援室　【電話番号】50-1172

手軽なスポーツで身体を動かそう！
千葉県ゲートボール連盟鋸南支部の活動を紹介

　ゲートボールは5人1組のチームで、ボールをスティックで打ち、ゲートを通過させたり、ゴールのポールに当てることで総得点数を競うスポーツです。
　千葉県ゲートボール連盟鋸南支部長の渡邉廣二さん（上佐久間）にインタビューしました。

●どんな活動をしているの？
　大帷子運動場や堤ヶ谷ゲートボール場で毎週水曜・土曜の午後に練習しています。年に数回、大会にも出場し、40年以上活動を続けています。
●メンバーの皆さんは？
　男8人、女3人の11人で活動しています。平均年齢は約80歳です。発足当初は100人以上のメンバーがいたと思われますが、高齢化により少なくなってきていますね。
●やりがいは？
　チームワークやコミュニケーションが大切なスポーツですね。一打一打で状況が変わるので、メンバーと力を合わせて、頭を使いながら常に次の展開を考えてプレーしています。集中力や作戦がとても大事なんです。作戦どおりに行くと気持ちがいいですね。
　足腰を使うので健康維持にも役立っているんですよ。
●これまでの受賞歴は？
　正直なところ、数えきれないほど大会で入賞しているんですよ。県のシニア大会で優勝したこともありますし、JAの大会では11連覇したこともありました。

●町民の皆さんに一言
　ゲートボールは手軽に始められるスポーツで、頭も使います。一緒にプレーしませんか。道具は貸し出しますので、ルールも一緒に覚えましょう。どなたでも大歓迎ですので、気軽に遊びに来てください。