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町報きょなん2022年9月号・特集(いつまでも元気に 健康寿命を延ばそう)

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事Id:0008099 更新日:2022年9月5日更新
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健康寿命とは?

 健康寿命は健康上の理由で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。長生きだけではなく、生涯にわたり元気で健康に毎日を楽しく過ごすためには、健康寿命を長くすることが必要です。

日本人の平均寿命・健康寿命

 日本人の平均寿命と健康寿命の差は男性で約9歳、女性で約12歳あります。健康寿命を延ばすためにも、生活習慣病などの予防が大切です。

男性
年度 平均寿命 健康寿命
平成25年 80.21歳 71.19歳
平成28年 80.98歳 72.14歳
令和元年 81.41歳 72.68歳
女性
年度 平均寿命 健康寿命
平成25年 86.61歳 74.21歳
平成28年 87.14歳 74.79歳
令和元年 87.45歳 75.38歳

※第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会 資料より

生活習慣病を予防しましょう

 生活習慣病とは、運動不足や偏った食生活、ストレスの積み重ねなどが原因で発症するがんや心疾患などのさまざまな病気のことです。生活習慣病は自覚症状がないまま進行し、気づいたときには重病化しているケースがあります。

こんな生活を送っていませんか?

  • 朝食は食べないことが多い
  • 味の濃いものやインスタント食品をよく食べる
  • エレベーターやエスカレーターをよく使う
  • 車での移動が多い
  • 毎日、遅くまで残業している
  • イライラすることが多い
  • 週に2日以上、休肝日を設けていない
  • タバコを吸っている
  • 睡眠不足
  • 休日も運動はしていない

死因別割合(令和3年度)

 
区分 がん 心疾患 脳疾患 糖尿病 腎不全 その他
千葉県 50.5% 28.3% 13.2% 2.0% 3.0% 2.8%
鋸南町 40.5% 43.2% 9.5% 1.4% 1.4% 4.1%

端数処理のため、合計が100%になりません。

※国保データベース(KDB)の「地域の全体像の把握」より

 町と県を比較すると、がんは10%少ないですが、心疾患は約15%多くなっています。これは町で高血圧の方が多いことが原因であると考えられています。

 生活習慣病を予防するためには、運動習慣の定着や食生活などの改善により健康的な生活習慣を身に付けることが大切です。

健康づくり推進員協議会の活動を紹介​

 町民の皆さんの健康増進を図るため、町健康づくり推進員協議会では、普及啓発に取り組んでいます。
 会長の鈴木律子さん(田町)にインタビューしました。

会の目的は?

 「自分たちの健康は自分たちの手で」をモットーに31人の会員が普及活動を行っています。
 鋸南町は県内で40歳以上の高血圧の割合が最も多いんです。2人に1人は高血圧。これを改善するために、適度な運動や減塩の食事が大切です。運動方法や減塩レシピをお伝えすることで、皆さんの健康に少しでもお役に立てればと考えています。

会の活動内容は?

 手軽に楽しめる運動を紹介したいと考えていて、ボッチャの体験会を今年秋から冬に開催予定です。今は会員がルールを覚えたり、準備を進めています。
 会の前身の食生活改善協議会では、地区伝達講習会として、減塩レシピなどを紹介していました。減塩レシピが普及して、高血圧の方の助けになれればと考えています。この講習会も今年秋から冬に開催できるよう、準備を進めています。
 また、毎年6月には「歯と口の健康週間」にあわせて、幼稚園児や保育園児を対象に虫歯予防の人形劇を開催しています。

町民の皆さんに一言

 健康づくりに興味がある皆さん、一緒に活動しませんか。男性の方も大歓迎です。
 健康づくりは本人がその気にならなければ始まりません。少しでも多くの方が健康づくりに対する意識を持ってもらい、皆さんが元気で健康に毎日をお過ごしいただければと思います。

食生活・運動習慣を見直しましょう

野菜は1日350gを目標に

 野菜は小鉢1皿が約70gですので、1日に小鉢5皿を目標に食べましょう。
 野菜に含まれるビタミンや食物繊維は代謝を円滑にします。食品ごとに含まれる栄養素が違うため、多くの種類を食べましょう。

塩分は控え目に

 塩分を摂り過ぎると、血圧が上がり心疾患やがん、循環器疾患を発症するリスクが高まります。1日の塩の摂取量は男性7.5g未満、女性6.5g未満を目標にしましょう。栄養成分表示も気にして見てみましょう。

ウォーキングをしましょう

 ウォーキングは有酸素運動の代表的な運動として挙げられ、主に体脂肪燃焼や体質改善、生活習慣病予防に効果的な運動です。コストもかからず簡単に始められます。

手軽な運動「+10」

 +10(プラステン)は、今よりも10分間体を動かすことです。身体活動量が10分多くなると、血圧、血糖値の改善・がんの発症リスクが3.2%減少します。

検診・健診を受診しましょう

 10月から総合検診が始まります。対象者には案内を送付しています。検診は生活習慣病の発症や重症化を未然に防ぐためのものですので、ぜひ受診しましょう。