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町では、「魅力的で活力ある鋸南」を創造するため、町民の皆さんが取り組む事業に、まちづくり支援事業補助金として最大で10万円を交付しています。
昨年度、補助金を交付した2団体を紹介します。
●事業目的 アイゴ(魚)による海藻類の食害を防ぐため、天敵であるイカが繁殖するための環境を整備し、豊かな磯根環境を再生します。
●活動内容 みさご島、浮島周辺、アルカディア沖の15か所にイカの産卵礁を投入しました。年々、アイゴの数は減少しており、ダイバーによる経過観察では毎回、産卵礁への産卵が確認できました。
昨年6月には、活動の様子がテレビ放映されました。
●事業目的 町の貴重な資源である桜などを活用した草木染めによる特産品を開発します。
●活動内容 道の駅保田小学校で、町内産の藍の生葉や頼朝桜の枝から煮出した染料を使用した染物体験教室を開催しました。
コロナ禍で厳しい活動状況でしたが、地域資源を活用した染物は今後、ふるさと納税の返礼品として提供します。
4月18日に鋸南小学校の児童たちがイチゴを収穫し、春の味覚を楽しみました。
このイチゴは、昨年11月に地域の方の指導のもと、児童たちが苗植えをしたものです。
児童からは「甘くておいしいです。」と感想がありました。
町社会福祉協議会では、買い物支援と地域活性化のため、「鋸南買物支援ガイドブック」を作成しました。
このガイドブックは、配達や訪問サービスが受けられる店舗が29店紹介されています。社会福祉協議会や民生委員から配布されていますので、詳しくはお問い合わせください。
問合せ先 社会福祉協議会 【電話番号】50-1174
3月24日に社会福祉法人NHK厚生文化事業団から町社会福祉協議会へ車いすのままリフトアップできる福祉車両の寄贈がありました。
この車両は、福祉有償運送事業や通所介護事業で使用されます。
鍵盤に落つる涙や卒業歌 泉 溪子
印籠の暖簾の裾の梅見茶屋 川崎 一美
おすましの雛に「あのね」と二歳の子 川崎 保子
ごまめ炒る何度も何度もする味見 久保田 富子
春立ちて胸の釦の一つ開き 黒川 清和
ひもすがら眠けをさそふ春の風 三瓶 繁男
しゃぼん玉吹く子追う子と壊す子と 戸倉 美和子
立春大吉「陰性だぞ!」と声の張る 保泉 孟史
夢半ば肩より目覚む余寒かな 田村 洋子
ランドセル開けては閉める小さな手 福原 富貴子
風花の東京湾に飲み込まれ 福田 仁子
卒業歌「群青」響くいのちの日 安西 和彦
【選者吟】
荒海を見ているバレンタインの日 東 國人