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町報きょなん2022年4月号・特集(令和4年度予算の概要)
令和4年度予算の概要
一般会計予算額は、前年度比18.6%増の49億4,221万円で、特別会計と企業会計を合わせた予算総額は84億2,950万円となりました。
住民サービスを維持しつつ、活力あるまちづくりのための施策や深刻な人口減に対する施策を推進し、「みんなでつくる 三ツ星のふるさと・鋸南」の実現を目指します。
白石町長令和4年度の所信表明
日ごろより町政にご理解・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
新たな年度を迎え、新型コロナウイルス感染症が依然として猛威を振るう中、生活や暮らしを守るための支援策や地域社会の再開に向けた消費喚起策について、継続的に取り組む所存であります。
また、町の課題である定住化や関係人口の増加、地域の活性化、経済的な効果を生み出していくためには、地域の特性を活かし、特色ある事業を大胆に取り組むことで他の地域との差別化を図っていかなければなりません。
平成30年度から検討を重ねてきました都市交流施設周辺整備事業は、道の駅保田小学校の機能を拡張し、関係人口の増加を図ります。今年度、工事着工予定ですが、さまざまな視点から検討を重ね、魅力ある施設となるよう傾注してまいります。
近い将来、町から都市部への通勤・通学が容易となり、東京都市圏から、さまざまな世代が多様な目的に応じて日常的に往来できる未来型志向の過疎地域の発展に向け、邁進してまいります。
今後とも町民の皆さんには、町政へのご理解・ご協力をお願い申し上げます。
鋸南町長 白石 治和
一般会計 歳入
- 町税 7億545万円 14.3%
- 繰入金 1億1,968万円 2.4%
- 繰越金 1億円 2.0%
- 使用料及び手数料 4,939万円 1.0%
- その他 1億1,020万円 2.2%
- 地方交付税 20億1,000万円 40.7%
- 町債 10億7,200万円 21.7%
- 国県支出金 5億5,808万円 11.3%
- その他交付金等 2億1,741万円 4.4%
自主財源 21.9% 依存財源 78.1%
一般会計 歳出
- 総務費 15億3,371万円 31.0%
- 民生費 11億1,435万円 22.5%
- 衛生費 6億590万円 12.3%
- 公債費 4億9,980万円 10.1%
- 教育費 4億6,960万円 9.5%
- 農林水産業費 1億7,816万円 3.6%
- 商工費 1億7,314万円 3.5%
- その他 3億6,755万円 7.5%
※その他には、消防費や土木費、議会費などが含まれます。
主要事業
都市交流施設周辺整備事業 7億3,605万円
旧鋸南幼稚園やプールなどを広場や駐車場など新たな交流施設として整備を行います。
防災行政無線親卓設備更新事業 1億2,761万円
防災行政無線親卓設備の更新や新基準に適合した親局と中継局の無線機器の更新をします。
また、戸別受信機やSNSなど複数の伝達手段に対し、一括して情報発信を行うシステムを導入します。
給食センター調理室等配管改修事業 3,180万円
老朽化した給食センター調理室や洗浄室の配管改修を行います。
道路長寿命化修繕事業 2,600万円
大田1号橋(奥山)や郷城橋(大六)の工事のほか、長寿命化修繕計画の更新などを行います。
社会教育バス更新事業 2,217万円
社会教育バスの安心・安全な運行のため、老朽化したバスを更新します。
鳥獣被害防止総合対策交付金事業 1,854万円
有害鳥獣による農作物被害を軽減するため、捕獲経費を支援します。
新型コロナウイルス感染症対策・支援の事業
地域商品券発行事業 7,743万円
全町民に町内の取扱店で使用できる1人1万円の商品券を配布します。
水道事業会計繰出事業 2,760万円
水道事業に加入するすべての方の水道基本料金を3か月分免除します。
新型コロナウイルスワクチン接種対策事業 2,610万円
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、町民全員を対象にワクチン接種を実施します。
各会計の概要
一般会計 令和4年度 49億4,221万円 令和3年度 41億6,616万円 前年度比18.6%
特別会計 国民健康保険 令和4年度 10億2,043万円 令和3年度 11億6,911万円 前年度比12.7%減
後期高齢者医療保険 令和4年度 1億4,992万円 令和3年度 1億4,859万円 前年度比0.9%増
介護保険 令和4年度 14億7,017万円 令和3年度 14億5,333万円 前年度比1.2%増
企業会計 病院事業 令和4年度 1億931万円 令和3年度 1億1,426万円 前年度比4.3%減
水道事業 令和4年度 7億3,746万円 令和3年度 7億4,348万円 前年度比0.8%減
基金の状況 (一般会計令和4年度末見込み額)
基金残高 18億3,556万円
町民1人あたり約26万円
うち財政調整基金 16億1,842万円
※財政調整基金とは、年度間の財源の不均衡を調整するための町の貯金のことです。
債務の状況(一般会計令和4年度末見込み額)
町債残高 54億7,718万円
町民1人あたり約77万円
債務負担行為の残高 2億4,148万円
※債務負担行為とは、次年度以降に支出の義務を負う行為で、議会の議決が必要です。
町民1人あたりの一般会計歳出予算額
◆行政サービス金額
1人あたり:約69万円
1世帯あたり:約142万円
◆町税負担額
1人あたり:約10万円
1世帯あたり:約20万円
総務費:214,535円 行政の運営、戸籍、徴税、選挙
民生費:155,875円 高齢者、児童、障がい者などの福祉
衛生費:84,754円 医療、保健、ごみ処理
公債費:69,912円 借りたお金の返済
教育費:65,688円 学校教育、生涯学習、スポーツ振興
農林水産業費:24,921円 農林水産業振興
商工費:24,219円 商工観光振興
消防費:23,281円 防災、消防団活動
土木費:16,512円 道路、河川の整備・維持管理
議会費:8,643円 議会運営、議員報酬
その他:2,975円 基金積み立てなど