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町報きょなん2022年3月号・特集(首都圏大学連携 「鋸南プロジェクト」の活動紹介)

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事Id:0007164 更新日:2022年3月5日更新
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​​首都圏大学連携「鋸南プロジェクト」の活動紹介

 先月号では、今年度の研究テーマである「二拠点居住」とその促進のための「新モビリティによる交通整備」、「農地活用提案」の概要と調査結果について紹介しました。
 今月号では、「農地活用提案」、「新モビリティによる交通整備」について、町の人々の関心度をヒアリング調査しましたので、結果を紹介します。

農地の活用状況に関するアンケート

 農地活用提案では、水仙ロードと勝山地区周辺で農作業をしていた方々にアンケート調査にご協力いただきました。

調査結果

質問1 農地の使用頻度
→水仙の地域を主としつつ、自分の分のみの耕作を含めると一年中という回答が多い。
質問2 農地を使っていない理由
→道路や傾斜の関係で耕運機などが使えない山際や獣害の多いところは、結局荒れてしまって使えないという傾向がある。
質問3 過去/現在作っている物
→過去に行っていたのは田んぼ(米作)という回答が多い。
質問4 所有の経緯
→ほとんどの方は代々で引き継いでいるという回答が多かった。新しく入ってくる人で、水仙周辺の農地を活用し始める人は少ないという話を聞くことができた。
質問5・6 農地を貸しても良いか/どんな物を作って欲しいか/お裾分けで欲しいもの
→使っていない農地:誰でも良いのでぜひ使って欲しいという声が多い。
 お裾分け:無料で良いので使って欲しい。

質問7・8・9 移動手段/農具の管理
→ほとんどの方が車を所有しており、その他の方は徒歩という結果になった。車は自分で運転しているため大変ではなく、徒歩でも大変という声はあまりなかった。

新モビリティ導入に関するアンケート

 保田駅や勝山港通り商店街を中心に約50人の方々にアンケートにお答えいただきました。

調査結果

調査地

商店街,44% 道の駅,4% 保田小,8% 保田駅,30% おどや,14%

(1)対象年齢

20代,4% 30代,12% 40代,8% 50代,18% 60代,18% 70代,24% 80代,14% 90代,2%

(2)興味のある乗り物

A,38% B,8% C,32% D,14% すべて興味なし,8%

(3)導入されたら利用したいか

利用したくない,8% まあまあ,57% 利用したい,35%

(4)1時間の利用料金

500円以下,74% 500~1,000円,24% 購入して利用したい,2%

(5)生活中で行きづらい場所

なし,72% スーパー,14% 役場,4% その他(病院・郵便局など),10%

考察

・車が利用できない高齢者などに特に需要があることがわかった。
・利用料金は年金暮らしの高齢者にとっては高額であり、ハードルが高いことがわかった。
・モビリティは安定性があり、転倒しにくいビジュアルが好まれた。
・かご付きの電動車が人気だった。行きづらい場所としてスーパーが多く挙げられていることが関係していると思われる。
・モビリティについての知識不足や安全性の疑問がハードルになっていると感じた。モビリティ整備にあたって適切な案内が必要であると感じた。
・町において生活の中で行きづらいと感じている場所がある人は少数であった。

 調査結果から「農地活用提案」、「新モビリティの導入」それぞれ町において需要があることがわかりましたが、「新モビリティの導入」に関しては多くの方に関心を持ってもらうために、実際に利用する姿を想像できる明確なビジョンを示しながら進めてい
くことが必要であると感じました。
 ご協力いただいた皆さん、誠にありがとうございました。

 

 以上が私たち鋸南プロジェクトの今年度の活動紹介です。
 来年度以降は、この調査結果をもとに実現の可能性に向けたより具体的な提案を行っていきたいと考えています。来年度以降も町のために精一杯活動していきますので、引き続きよろしくお願いします。

(文責 工学院大学大学院修士1年 鋸南プロジェクト学生代表 若杉玲来)