町報きょなん2022年1月号・特集(2)花いっぱいの魅力あるまちづくり

印刷ページ表示大きな文字で印刷ページ表示記事Id：0006848 更新日：2022年1月5日更新

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　町では、平成12年度に策定した総合計画に重点プロジェクトとして位置づけたエコガーデン（まちぐるみ公園化）構想をきっかけに、1年中花が咲き誇る町を目指し、町民と行政の協働により花木の植栽を推進しています。
　その中心となる佐久間ダム公園では、周辺の森林を整備し、これまでに40種類以上の桜を植栽してきました。その他、町内では景観整備に取り組む団体が多く活動しています。
　今号では、町内で花の植栽や管理に取り組む団体を紹介します。

町を代表する花々

頼朝桜

　平成14年から植栽し、地域団体の協力のもと、植栽活動は今年で20年目となります。これまでに約1万9千本を植栽してきました。
　石橋山の戦いに敗れた源頼朝が竜島海岸に上陸し、再起を図ったという歴史的事実にちなみ、河津桜に「頼朝桜」と愛称をつけ、町を日本一の桜の名所にするため、町民一丸となり植栽に取り組んでいます。

日本水仙

　町の日本水仙の歴史は古く、江戸時代の安政年間（1854 ～ 60年）には、房州から船で江戸に出荷し、武家屋敷や町家などに「元名の花」として売られ、高貴な花として好評を得たとの記録があります。
　現在は越前、淡路と並ぶ日本三大水仙群生地のひとつとして、毎年多くの観光客が早春の香りを楽しみに訪れています。

町内で花の管理などに取り組む団体を紹介

元名花街道

代表　岡村　隆さん（元名）
活動拠点　元名花街道（主に町道1047号線）
会員数　10人
活動開始　平成23年
活動内容　観光客を迎え入れたいと思い、鋸山から保田駅をつなぐ「元名花街道」の景観整備を始めました。後に道の駅保田小学校にもつながりました。月1回、草刈りやアジサイ、ツツジの手入れなどをしています。きれいになった道では、ハイキングや散歩のコースにもなっています。
　景観整備の活動を通して、地元で仲間づくりができる絶好の交流機会になっています。今後も仲間とともに楽しく活動していきたいです。

佐久間ダム湖観光生産管理組合

代表　金高　丈夫さん（大崩）
活動拠点　佐久間ダム公園
会員数　10人
活動開始　平成16年
活動内容　自慢できるふるさとを目指して、桜や日本水仙などを管理しています。毎年6月と10月にはおお草刈り、2月にはてんぐす病の枝払いなど、ボランティアの皆さまとともに活動しています。
　地元を景観整備し、多くの観光客に訪れてもらい、交流人口を増やしたいです。組合では高齢化により、担い手不足の問題に直面しています。ぜひ、皆さまもボランティアに積極的なご参加をお願いします。

2月6日（日曜日）にてんぐす病の枝払いが佐久間ダム公園で実施されます。詳しくは11頁をご覧ください。

鋸南町CHガーデニング倶楽部

代表　齋藤　三千代さん（大崩）
活動拠点　役場、老人福祉センター
会員数　7人
活動開始　平成27年
活動内容　「一人一鉢」を合言葉に、町中を花いっぱいにするため、年3、4回大型コンテナなどに季節の花を寄せ植えし、役場や老人福祉センターに飾っています。
　寄せ植えは、一つの鉢にさまざまな花などを植えることです。きれいに植えられるよう、試しながら植えることも一つの楽しみとなっています。一緒に活動してくれる人が増えるとうれしいです。ぜひ気軽にお声かけください。

千葉鋸南日本花の会

代表　重田　恒久さん（本郷）
活動拠点　町一円会員数 50人

活動開始　平成11年
活動内容　「日本一の桜の里」を目指し、町と連携して桜の植栽や草刈りなどに取り組んでいます。
　「自分たちの町を自分たちでなんとかしたい」という思いから景観整備を行い、平成14年に静岡県河津町から譲り受けた河津桜の原木の子孫に「頼朝桜」と名づけ、役場と保健福祉総合センターに植栽しました。
　目標は桜を2万本植栽することです。これまでに佐久間ダム公園を中心に、町と連携して桜を約1万9千本植栽しました。今後は、花いっぱいの魅力あるまちづくりへの思いを子どもたちに伝え、次世代へつないでいきたいです。

鋸南町花のボランティアの会

代表　篠原　茂幸さん（元名）
活動拠点　道の駅きょなん
会員数　10人
活動開始　平成14年
活動内容　道の駅きょなんで花壇を管理しています。子どもから大人まで、景観整備を通して交流を図り、地域の魅力を発信するために活動しています。
　毎月第1、3日曜日に活動し、会員が種から育てた苗を植えたり、草取りなどを行っています。1年で約20種類の草花を育てており、これまでに約50種類を育てました。道の駅きょなんを花いっぱいの魅力的な景観に整備し、訪れる方をお迎えできればと考えています。今後もチームワークを大切に楽しく活動していきたいです。

宮ケ谷花倶楽部

活動拠点　鋸南富山IC付近の県道184号沿い
会員数　8人

活動開始　平成10年
活動内容　観光客の玄関口となる鋸南富山IC付近の県道沿いを花で彩るため、夏は初雪草、冬は菜の花を管理しています。毎年、時季になると会員みんなで集まり、楽しく作業しています。
　平成19年にはこの活動が評価され、道路功労者として日本道路協会会長表彰も受賞しました。
　会員はみんな花が好きで活動しています。一緒に活動してくれる方が増えるとうれしいです。県道を通行される際は、ぜひ道路脇のお花をご覧ください。