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土砂災害警戒区域

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事Id:0002631 更新日:2020年3月5日更新
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土砂災害とは

土砂災害とは、大雨や地震などが引き金となって、山やがけが崩れたり、水と混じり合った土や石が川から流れ出たり、火山の噴火などによって尊い命や財産が脅かされる、自然の災害です。主なものとして「土石流災害」「地すべり災害」「がけ崩れ災害」などがあります。

鋸南町では、昨今の豪雨災害の増加・激甚化に伴い、土砂災害による被害を未然に防ぐ、あるいは被害を最小限におさえるため、町内の土砂災害危険箇所および土砂災害警戒区域をホームページ上で公表いたします。

 

土石流災害

土石流災害は、大雨がきっかけとなり、谷や斜面にたまった土砂が、雨による水と一緒に一気に流れ出して起こる災害で、流れの急な河川や、扇状地などで発生することが多いのが特徴となっています。速いスピードと強い力で、人命や家などの財産を奪い、道路や線路などの交通網に被害をおよぼします。

【前兆】                

  • 山鳴りや立ち木の裂ける音が聞こえる。     泥臭いにおいが漂う。
  • 雨が降り続いているのに、川の水位が下がる。  石のぶつかり合う音が聞こえる。
  • 川の水が急に濁ったり、流木が流れてくる。     

 

地すべり災害

地すべり災害は、比較的ゆるやかな斜面において、地中の粘土層などの滑りやすい層が地下水などの影響で、ゆっくりと動き出す現象です。広い範囲にわたって起こるのが特徴で、家や田畑、道路などの交通網などが一度に被害を受けてしまいます。地すべりは一日に数ミリ程度と目に見えないほどの動き方ですが、突然数メートルも動く事があります。また、地すべりによってせき止められた川の水が決壊すると、下流に大災害をもたらすこともあります。

【前兆】                

  • 山腹や地面にひび割れができる。   斜面や地面から水が吹き出す。
  • 山腹や地面に段差ができる。     ・建物や電柱、樹木が傾く。
  • 沢や井戸の水が濁る。        ・井戸や野池の水かさが急激に変わる。

 

がけ崩れ災害

がけ崩れ災害は、地面にしみ込んだ水分で土の抵抗力が弱くなり、弱くなった斜面が突然崩れ落ちる、急な斜面で発生する災害です。突発的に起こり、速いスピードと強い破壊力をもつがけ崩れでは、人の命が奪われたり、家などの財産が押しつぶされるなど、悲惨な災害につながってしまう傾向があります。

【前兆】                

  • がけから水が吹き出す。    小石がパラパラと落ちてくる。  
  • がけからの水が濁る。     がけから音がする。 
  • がけに亀裂が入る。       

 

土砂災害危険箇所について

土砂災害危険箇所については、「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」に基づき、千葉県によって調査・指定されており、今後は土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域の指定対象区域となるものです。

土砂災害から身を守るために、どのような時に、どんな場所が危険なのかを知り、いざというときの避難や災害に備えましょう。土砂災害危険箇所は、千葉県安房土木事務所に問い合わせることにより知ることができます。家の周囲に分布する土砂災害危険箇所を確認しておきましょう。

 

鋸南町土砂災害危険個所

鋸南町内の土砂災害危険箇所の登録箇所については、下記より確認できます。

鋸南町 土砂災害危険個所<外部リンク>

 

土砂災害警戒区域について

土砂災害から国民の生命及び身体を保護するため、土砂災害発生のおそれがある地域を明らかにし、その地域での避難警戒体制を整備するなど、土砂災害防止対策の推進を図ることを目的に、平成13年に「土砂災害防止法」が施行されました。

土砂災害が発生した場合、住民等の生命または身体に危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、千葉県によって指定され、危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。

この区域には危険度に応じて2種類の区域があり、危険度に応じて「警戒区域(イエローゾーン)」「特別警戒区域(レッドゾーン)」 に区分されています。 

 

警戒区域(イエローゾーン)

急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、住民等の生命または身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり、危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。

 

特別警戒区域(レッドゾーン)

急傾斜の崩壊に伴う土石等の移動等により建築物に作用する力の大きさが、通常の建築物が土石等の移動に対して住民の生命または身体に目立つ危害が生ずるおそれのある崩壊を生ずることなく耐えることのできる力を上回る区域。
※ただし、地滑りについては、地滑り地塊の滑りに伴って生じた土石等により力が建築物に作用した時から30分
間が経過した時において建築物に作用する力の大きさとし、地滑り区域の下端から最大で60m範囲内の区域。

 

鋸南町土砂災害警戒(特別警戒)区域

鋸南町内指定箇所については、下記より確認できます。

鋸南町 土砂災害警戒(特別警戒)区域<外部リンク>

各指定箇所の詳細については、下記より確認できます。

鋸南町 土砂災害警戒(特別警戒)区域 詳細<外部リンク>

 

土砂災害から身を守るために・・・

雨が降り出したら、「土砂災害警戒情報」に注意しましょう。土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、市町村長が避難勧告などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。町の防災行政無線による呼びかけのほか、テレビやラジオの気象情報でも発表されます。大雨による電波障害や停電などいざというときのために携帯ラジオを持っておくとよいでしょう。

土砂災害警戒情報が発表されたら早めに近くの避難場所など、安全な場所に避難しましょう。 また、土砂災害については、上記のような何らかの前兆現象が現われることがあります。前兆現象に気づいたら、周囲の人にも知らせ、いち早く安全な場所に避難することが大事です。お年寄りや障がいのある人など避難に時間がかかる人は、移動時間を考えて早めに避難することが大事です。