ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

自主防災組織

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事Id:0002621 更新日:2020年3月6日更新
<外部リンク>

自分たちのまちは、自分たちで守る

 災害が発生した場合、防災関係機関は被害を最小限にするため、総力をあげて防災活動に取り組みますが、大規模災害のときは、同時多発火災、建物の倒壊、交通網の寸断、通信手段の混乱など被害が多種多様にわたるため、適切な対応が困難となる場合があります。
 そのようなときに頼りになるのは、自治会等を中心とした地域の皆さんが団結して防災活動を行う「自主防災組織」です。
 家族と地域が顔見知りになることで、互いのいのちを救い、助け合うきっかけになりますので、一人ひとりが自助・共助という自覚及び連帯感をもち、設立する際には一人でも多くの方々が組織の一員となるよう啓発し、地域の防災力の向上に努めましょう。

自助・共助・公助

 大規模な災害が起こったとき、被害を最小限に抑えるためには、「自助」「共助」「公助」がうまく連携することが重要だといわれています。この、「自助」「共助」「公助」とはどのような意味でしょうか。

 ●自助とは、自分の命は自分で守るということ

 ●共助とは、自分たちの地域は自分たちで守るということ

 ●公助とは、国・県・市町村などの行政が主体となって、災害に強い「まち」をつくること

 防災の基本は、「自分の身の安全は自分で守る」ということです。自分、地域、行政が役割を分担し、それぞれが助け合いながら防災対策を進めていくことが大切です。

 

 阪神・淡路大震災では、建物倒壊などにより、たいへん多くの方が生き埋めになりました。神戸市では、約85%の方が家族や近隣の住民の方によって救出されています。このことからも、大規模地震などの発生直後には、行政による活動よりも地域の連携による活動が重要だということがわかります。

 まずは、自分の身の安全を守ってください。次に、あなたの周りにいる家族を守ってください。そして、近隣に住む人たちと助け合いながら、地域を守る活動に移ってください。

 災害当初において、地域の命や財産を守れるのは、そこに住む地域の人たちです。「共助」の役割を十分に担えるよう、日頃から自主防災組織が中心となって、地域の人たちと防災活動に取り組んでください。

 

自主防災組織の役割

 自主防災組織は、「平常時の役割」と「災害時の役割」の二つの役割があります。
 平常時には、仮に災害が起こったとしても、その予想される被害を出来るだけ軽減させるような予防的な活動を行うことが求められます。
 災害時にはその時々の状況に応じて、地域の減災のために、情報の伝達や安否確認、避難誘導などを行うことが役割となります。

平常時の役割(例)

災害時の役割(例)

  • 住民に対する防災知識の普及・啓発
  • 防災倉庫・資器材の整備
  • 地域の危険箇所等の点検
  • 避難場所・避難経路の確認
  • 防災訓練の実施
  • 顔の見える関係作り
  • 情報の収集・伝達
  • 救出・救助活動
  • 初期消火活動
  • 避難誘導
  • 給水・給食活動
  • 避難所の運営
  • 地域の巡回・安全点検
  • 地域の復旧・復興に向けた取り組み